城隍祭典余興-33.9.22
1933年 紙、鉛筆、淡彩画 36.5×26.5cm 国立台湾美術館所蔵
翻譯:李姵蓉
審稿:張銘今
校對:李姵蓉
祭典の隊列から巻き起こる大喝采、竹馬に乗る演出者の敏捷な姿に、人々は目を大きく見開き、一瞬たりとも見逃すまいとしている。出し物を取り囲む群衆が興奮気味に四方を見回す間も、画家は視線を絵画用紙に落とし、素早く筆を走らせる。
ラフな鉛筆画に水彩絵具を用いたシンプルな着色で祭典の様子が描かれている。スケッチブックを手に、人波の中を分け入った陳澄波は、1933年の城隍巡行に参加しただけでなく、故郷のためにその光景を貴重な絵図として描き残している。
By 陳韋聿