ゼーランディア城
約1930-1943 紙、水彩 23.7×18.5cm 個人藏
翻譯:李姵蓉
審稿:張銘今
校對:李姵蓉
オランダ東インド会社(VOC)は、1624年に台湾本島の外側に位置する安平砂州を占領し、砦や町を次々と建設した。中でも巨大な砦であるFort Zeelandia(ゼーランディア城)は、VOCの台湾統治を象徴する建造物となった。しかし鄭氏政権、清朝による統治後に劣化が進んだため取り壊され、その際のレンガは他のものに再利用された。日本統治後、ここは安平税関官舎として使用されることになった。灯台、休憩所などが次々と建設され、「安平城跡」、「赤崁城跡」、「ゼーランディア城跡」と呼ばれるようになった。第二次世界大戦後に政権が変わると、その呼び名は「安平古堡」となり、灯台は「観夕平台」の横へ移されることとなった。
by 王子碩