製材所
1946年 キャンバス、油彩 寸法不詳
翻譯:李姵蓉
審稿:張銘今
校對:李姵蓉
黄ばんだ古い写真はすっかり色褪せているが、絵画に描かれた風景は今なお鮮明で生き生きとしている。クレーンの滑車が勢いよく回転する傍らで、長い竿を手にした職工たちが、池に浮かぶ木材と格闘している。敷地いっぱいに巨大な原木が積み上げられた工場は、終戦を迎えたばかりとはいえ、ずいぶん繁盛しているようだ。
陳澄波は、その画家人生の初めと終わりに、嘉義の製材所を訪れて作画している。この二つの作品を比較すると、どのような変化が見られるだろうか。
By 陳韋聿