木材工場
1921年 紙、水彩 18.2×23.5cm 中央研究院台湾史研究所所蔵
翻譯:李姵蓉
審稿:張銘今
校對:李姵蓉
「東洋一」と謳われた嘉義の製材場には、レール、工場、煙突、ワイヤロープ、コンクリート製の巨大な建物、さらに轟音を響かせる機械が集まり、近代化を象徴する特別な景色をなしている。1920年代の初期、嘉義は主要産業の林業によって徐々に豊かな大都市へと成長を遂げたが、嘉義近郊の製材場はその発展を促す動力源であった。
嘉義の街は陳澄波の幼少期に、大きく様変わりした。この水彩画はその歴史を物語る証と言えるだろう。
by 陳韋聿