春の阿里山
1935年 キャンバス、油彩 80×128cm 個人藏
翻譯：李姵蓉
審稿：張銘今
校對：李姵蓉
自然界の色彩は、高山地帯の冷たい空気の中で、より一層鮮やかに見える。紺碧の大空、青緑の山々、そして集落にある民家の屋根すらも明るく独特な色彩によって表現されている。
春先の森林では、美しく咲いた桜の花が絵画全体を鮮やかに彩り、喜ばしい生命礼讃の中で、険しい岩壁も優しく愛らしい表情を浮かべているようである。陳澄波の描いた阿里山の風景に、何を感じ取ることできるだろうか。
By 陳韋聿