嘉義の町風景
1934年 キャンバス、油彩 91×116.5cm 個人藏
翻譯:李姵蓉
審稿:張銘今
校對:李姵蓉
市街地に立ち並ぶ新しい建物が、周辺の木造家屋や伝統的な店舗と興味深い対比をなしている。建物の周辺に日差しがゆっくりと降り注ぎ、地面が暖かな黄色に染まっている。その日差しを浴びて、絵画の中に描かれた全ての景物が温もりある愛らしい色となっている。また近景の大樹が枝を広げ、路上の人たちに木陰を提供しているかのようだ。目を閉じて陳澄波の絵画の世界を歩いてみれば、この土地の温度に触れることができるかもしれない。
By 陳韋聿