北回帰線立標
約1921-1923年 紙、水彩 24×28.5cm 個人藏
翻譯:李姵蓉
審稿:張銘今
校對:李姵蓉
縦貫鉄道の傍らに方錐形の標塔が立っている。その高々とそびえる記念碑は帝国の栄光を象徴すると同時に、南国台湾の特色を「北緯23度27分4秒」というわずか2行の科学的な数字へと濃縮する。フォルモサの豊かな多様性は、この数字の下で生み出されたのである。樹木が鬱蒼と茂る山、紺碧の海、明るい日差しが降り注ぐ原野、北回帰線上に位置するこの島の様々な風景は、陳澄波の絵画に無上の色彩美で表現されている。
by 陳韋聿