1927年 キャンバス、油彩 52×65cm 個人藏
翻譯:李姵蓉審稿:張銘今校對:李姵蓉
道路へと続く水路、そして道端で反り返った燕尾形の廟の棟の端が際立った曲線となっている。眼前に広がるのは、かつて陳澄波が作品を通して日本に紹介した故郷の情景だ。帝展入選を果たした作品に比べると、この絵では近代化が更に進み、整然とした秩序が形作られているように見える。遠くに嘉義市街地を眺めながら、再び写実的な風景画を完成させた陳澄波は、この町の変化を記録しようと思ったのだろう。By 陳韋聿
道路へと続く水路、そして道端で反り返った燕尾形の廟の棟の端が際立った曲線となっている。眼前に広がるのは、かつて陳澄波が作品を通して日本に紹介した故郷の情景だ。帝展入選を果たした作品に比べると、この絵では近代化が更に進み、整然とした秩序が形作られているように見える。遠くに嘉義市街地を眺めながら、再び写実的な風景画を完成させた陳澄波は、この町の変化を記録しようと思ったのだろう。